「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」。

「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」。「福島県の一市民」から投稿がありました

山本太郎氏は正しい

福島県出身の者です。
福島県の小高町です。廃校となった福島県立双葉高校出身です。親戚はいまだに原ノ町周辺にいます。農業を営んでいる人もいます。放射能汚染がひどいところは太陽光発電用地として提供しています。若者はほとんどいません。
「風評被害だ。基準値を下回っているから安全だ」という人がいますが、現場は違います。放射能汚染だらけなのです。
100ベクレル/kgをクリアするのは大変です。何せ山は除染してないのですから、放射能汚染はなくなることはないのです。
除去されるまで300年はかかると言われています。
田畑で使う水は山から来るのです。山は除染されていないのです。汚染はないとかなくなったとかいう人がいますがありえないことです。福島に来て自分の手で体で調査をしてください。未だに原発からは汚染されたもが空中に飛んでいるのです。
汚染水は海に垂れ流しです。数字上のことは分かりませんが、メルトダウンしたものが残っている以上汚染物質は出ているのです。
最近、福島県産の食料を韓国が輸入規制をしていることに政府が反論していますが、福島の農業に従事している者から言わせてもらえば、外国に売らないでくださいと言いたいのです。中国・アメリカ・台湾をはじめとして30か国以上が輸入規制をしています。友好国である台湾ですら、国民投票で輸入規制継続賛成になったのです。
福島県民は外国に売ってくれと頼んだことはありません。日本人が放射能汚染された輸入米をスーパーで買うと思いますか。韓国も同じことです。
福島産の農産物は福島産の名前を消して関東を始め全国に流通しています。時々スーパーなどで「復興支援のため食べてください。」と言っていますが、あれはパフォーマンスでしかありませんし、福島県民はお願いしたくありません。業者が買いに来るのです。農協も含めてですが、買いたたくのです。上から目線です。今でも生産は行われ県内での消費以上に県外に流れています。
加工米にされれば福島の名前は消えます。巨大精米所で他県のコメと混合されて市場に出回るのです。福島のコメは現場では値段をたたかれ、業者は安く仕入れて普通に販売しているのです。農協関連の人は誰でも知っているはずです。福島県民は仕方なく食べています。
他県の人に食べてほしいと思っていません。福島県産のものを食べることが復興支援だなどと思わないでください。食べないほうがいいと思います。100ベクレル/kgのものを食べ続けるとどうなるかを体験した人はいないのです。研究している人もいません。放射能に汚染されたところは実験場になっているのです。世界中の人は冷ややかな目で日本を見ているのです。放射能に汚染されたところにいる人間はどうなるのかを。
風評被害だと言っている人にお願いがあります。あなたの体を研究のためにささげてください。そして、福島県産の物を毎日たべ続けてください。私は傍観しています。それでしたら、「安全だ」というあなたの言葉を信じます。下に並べられた写真を見てください。あなたは安全だ、風評被害だ。と本当に言えますか?
以前放射能測定をして「危険だ」と言っていた学者の皆さんは撤退してしまいました。今では沈黙です。東京からタレントが来て「風評被害だ」と言っていますが、前の撮影現場は福島県でした。今は逃げてどこかの遠い島が撮影現場です。変だと思いませんか。福島県民はいい迷惑です。彼らの売名行為と思っています。言葉ではなく数字で示してください。
私は、今のところ山本太郎氏のほうが正しいと思います。
★福島はもう人が住めないほど放射能に汚染されている。
★福島の子供たちは癌になって死んでしまう。
★福島の女性はもう子供が産めない体になってしまった。
★福島の農産物は口に出来ない。
これもすべて正しいことです。今、福島は世界中から実験場と思われているのです。被爆国の人間はどうなるのか。広島・長崎・福島と大変な被害を受けているのです。被爆者は日本国民から差別を受け、耐えてきているのです。戸籍を変えた人もいます。避難先で子供たちは差別され、いじめられています。
放射能汚染された家の屋根を水をかけて雑巾で拭いてた国民はどうなるかと。あろうことか日本人は外国人労働者に福島原発の中で働かせようと考えているのです。もうすでに多数の外国人が働いているようです。
山本太郎氏の言葉は、わたしが思うにこれは福島県民に対する差別ではありません。警告であり。哀れみです。
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」。
「福島県民は早く放射能汚染された廃棄物を県外にと考えています」あなたの県は受け入れますか。しかし、確実に福島県内の汚染廃棄物は減っています。高速道路の下・堤防の下・建設現場の下・ダムの下。環境省は認めてしまったのです。そうあなた方の足元です。
福島県産の農産物が消えていると同じように。
「福島県双葉高等学校出身の一市民より」